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新入社員へ(マインドセット2)

1に続いて、これも新入社員着任の際に毎年していたこと。離職率の高い会社だったので、すぐには辞めないで欲しかったのでこの話をした。

1.会社は階級社会

これから仕事をしていく中で「なんでアイツが偉そうに!」と思う上司が出てくるだろう。俺も大っ嫌いなヤツがいる。けどしゃあない。会社は階級に応じて権限を与え、責任を負わせることで成り立っている社会なのだから。だから何かあった時に上司に責任をとってもらえるように、報連相は普段からちゃんとやれよ。

2.上司の仕事は次の準備

将来の準備をするのが上司の本来の仕事。今日の仕事どう回していくかではない。それは他に考えるヤツがいないからやっているだけ。俺は店長職だから、少なくとも次のシーズンに向けての準備をしながら日々の仕事をしているし、多分部長は2、3年後を見据えて、経営学の本を読むと経営計画は5年、10年のスパンでって書いてあるから、社長もそれぐらいの将来を見据えて行動しているはず。当分は与えられた仕事をこなすだけで精一杯だと思うけど、慣れてきたら次のことを考えながら仕事ができるようになってほしい。

3.相手の力が読めないときは自分より上と思え。

自分より実力が下の人間のことは良く判る。彼がどの程度自分より劣るかもよく見える。しかし、自分より実力が上の人間に対しては、彼はどの程度の実力を有しているのか、自分よりどの程度上の実力を有しているのか判らないものである。なぜなら、自分より下の世界は、自分が過去経験してきた世界であり、知っているからであるが、自分より上の世界はまだ自分には未知の世界であり、想像もできないからである。

学生が見えている世界と社会人が見えている世界は全く違う。学生を卒業し、これから社会人としての目を養っていく、今はまだ全く見えていないのだから、早急に判断するのではなく、とりあえず周りの人のことはよく聞いてから考えろ。

4.採用の合否は面接の前に決まる

俺の場合、バイトの採用は、女性はドアから入ってきた瞬間に、男性は応募の電話をしてきた段階で、あとは履歴書の書き方を見て合否の判断をしていることが多い。面接は、自分の直感が正しいのかその確認と、面談しないで決めてしまうと訴えられてしまうからするだけ。何十人と面接していると、だいたい、話をしなくても、だいたいどの程度の戦力になるのか読めるようになるもの。ましてや、人事担当者は何百人、何千人と人をみてきているので、人を見る目はものすごく肥えているはず。だから採用されたと言うことは優秀な人材のはずだし、まだ会って数時間しかたっていないけれど、今現在アナタを見て俺もそう評価している。なお、新入社員は幹部候補と言われるが、あくまで候補でしかないことは自覚しておいて欲しい。ポストは上に行くほど数は減っていくものだし、実際に幹部になるのは数年にひとりでればよい。だから今年の新入社員が全員同じように出世していくわけではない。

ウチの会社は離職率が高いし独立志向の人も多い。なので、もしかしたら、俺もアナタも定年まではいないかもしれない。もし辞める時が来たとしても、将来が見通せる、会った瞬間に相手のことを読めるだけの目を養ってからそうしてほしい。しんどいからといって辞めていったヤツの多くは次の会社のランクを下げてしまっていると聞いている。それだけはしないでほしいと、これからアナタを育てていくものとしてそう思っている。

  

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