私家版用語説明集

 

気づき

気づく

それまで意識になかったことに、思いが及ぶ。気がつく。(大辞林)

コーチングにおいて、awarenessの訳語として導入された言葉である。

コーチングが世間に認知されるようになった2004年以前の英和辞書では「認識、知覚、自覚、意識、知識」とは記載されていたが「気づき」とは記載されていなかった。最近になって「気づいていること、知っていること」と記載されるようになった。

ただ、awarenessは、(外界にある)存在や変化を認識すること、もしくは認識している状態を意味する言葉であり、気がついた結果、新たな存在や変化を認識するという意味合いがもともと強い言葉である。語源的にはインド・ヨーロッパ祖語の「*wer-(注意する)」から派生した言葉でありa(強調)+ware(知覚している)である。したがって“気づく”より“気づいている・知っている・強く認識するようになる”という訳語のほうが正しい。

したがって、コーチングにおいてawarenessの訳語として“気づき”が妥当であるとは必ずしも言えないと考えている。“適切な認識ができる”というほうがよいのではないかと考えている。

 

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