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ー私家版用語説明ー

意味の調べは、深智に到る道標。

コーチング

コーチングを“その語源は馬車で、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」ということ。転じて「人の目標達成を支援する」である。”と説明するコーチが多い。確かにわかりやすい説明であるが、しかしそれだとクライアントは運ばれる存在であり、クライアント自らが努力するという視点が消えてしまうのでミスリーディングを起こしてしまう可能性があるのではないかと考える。

 

コーチングの語源を調べると次の説明が正しいようである。

コーチは元々は、4頭立てで長距離間の輸送(carry)に使われる馬車の呼称。19世紀になり、オックスフォードの学生がcarry a student through an exam「(困難な)試験を突破させる〈carry A through Bは“Aに(困難な)Bを突破させる”という意味の熟語〉」の“carry”にひっかけて彼らの個別指導教官をそう呼ぶようになり、やがて、それがスポーツの指導者の呼称として広まったのが現在の意味の始まり。その後、多くの若者のスラングがそうであるように、一時期動詞化し、「次の困難なことに対処できるよう準備する(させる)」という意味で使われた。コーチングはその動詞が再度名詞化されることで生まれた言葉である。今でもサッカーでは、ゴールキーパーが試合中に行う他の選手への声かけをコーチングという。これはフィールドの選手が次の敵の攻撃に対処できるよう意識を高めるなど“準備”させるために行う行為である。

 

現在のビジネスコーチングは、ハーバードの教育者でテニスの指導者(コーチ)であったティモシー・ガルウェイが提唱した“インナーゲーム理論”をジョン・ウィットモアがビジネスの世界に持ち込んだことが始まりと言われている。ジョンウィットモアは著書の中で、「コーチングとは、人の潜在能力を解き放ち最高の成果を挙げさせることだ。教えるのではなく、自ら学ぶことを助けるのである。」と述べている。元になったインナゲーム理論の“インナー”とは選手の内面の状態のことである。コーチの助けによってプレイヤーが自身のパフォーマンスを妨げている障害を取り除くか小さくできれば、コーチが技術的なことをそれほど教えなくても、思いも掛けない自然な能力が湧き出てくるとガルウェイは主張している。このことは例えば、プレイヤーが自分の欠点や余分な癖などに気づくことさえできれば、自分自身で克服しようと努力を始めるので、コーチが事細かく指導をしなくても実力が向上するということである。

 

適切な視点に立って物事を考えるということが問題解決の大前提である。コーチングは様々な気づき(=認識の変化)を起こすことで、クライアント(部下・選手)をその適切な視点に立たせる技術であるということができる。結果クライアントは具体的な行動を起こすことができる。

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