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人間力研鑽の必要性について

様々な企業の経営者に聞くと、次のことに悩みがお有りとのこと。

なぜ、従業員のやる気がないのか?

部下は社長や上司の命令に従うのか?社長や上司が権力を握っているから、社長や上司は責任があるから、そういう説明が多いけれど、正しい説明は社長や上司に心腹するから。部下は心腹できない上司や社長の前では、命令に従うのではなく、“従っているフリ”をする。

したがって、社長や上司が権力を振りかざせば振りかざすほど、たとえ業績が良くても社員の離職率は高く、モチベーションが低くなる。

なぜ新人を雇ってもすぐに辞めていくのか?

健康的な理由や親族の介護とかいろいろな理由を挙げて従業員はやめていくけど、彼らが辞める本当の理由は「この会社にいても、良いことがないから」。昔と違い今は転職情報が溢れている。したがって頑張っても将来性がない、先輩社員や上司との人間関係が鬱陶しい、だからここで働くよりももっと良いところを探そうとする。

“根性がない”・“世の中を舐めている”そういう本人に問題がある奴も多いけれど、「ここにいるよりも他の方がもっと良い」とそう思わせてしまっている企業側にも問題はある。

なぜ顧客の新規開拓がうまくいかないのか?

営業担当者は社長しかいないという企業様も多い。間違ったアピールをしているのでうまくいかない企業様が多いけれど、同時にその態度・会話の仕方・レスポンスの速さに問題があるためにせっかくのチャンスを潰してしまっている企業様をよく見かける。

こうやってみると、うまくいかないのは企業の体制や風土に問題があるように見える。そして企業の体制や風土は社長の人間力次第というのは言い過ぎだろうか?

本屋で売っている書籍やMBA講座などセミナーで得られる情報は戦略系能力など合理的な判断を行うためのものばかりである。また事業のリストラに伴う会社の清算や解雇を含む人材の整理、成果主義に沿った人事考課など、自身と他人の感情を押し殺し、人の気持ちや感情にはドライに接することが必要とされる場面が増えているので、興味がない・綺麗事すぎると反発される方も多いのかもしれない。

しかし、経営者の精神的研鑽を目的とした団体に多くの社長が参加しているのも事実である。“怪しそう”な団体もあり参加するかどうかは別にして、最終的に物を言うのは経営者であるあなたの人間力である。これから社長になる方へ、頭の片隅にでもこのことを残してもらえれば幸いである。

  

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