ブログ

正当化

正当化とは、自分の都合の良いように解釈し説明をすること。簡単にいうと言い訳をするということ。

「言い訳をするな!」と子供の頃怒られた経験を誰しもお持ちだと思うので、やってはいけないこととお考えだろう。

また、経営判断をする上で、事実と意見(解釈)とはわけて考えること、特に、自分にとって都合の良いような解釈を排除して考えることが必要であり、正当化が入り込まないように絶えず多大な注意を払う。

ところで、若い頃(子供の頃)の失敗が、歳をとると(大人になると)良い思い出に変わるという経験も誰しもお持ちだろう。失敗した時のあの苦しさ・やるせなさが、なぜ懐かしさに変わるのか?それは、記憶の中で正当化が起こるからである。

正当化は心の安定を図るためにとても重要な行為である。もしも心の中で正当化が行われないと、私たちはいつまでも昔の失敗にこだわり・悔やみ続けることになるので人生はとても辛いものになってしまう。

したがって、正当化の論理は、絶えず自動的に、特に自分を守らなければならない状況であればあるほど、心の中に入り込んでくる。まあそう言う訳で、「社長、その発言の根拠は事実ですか、それとも社長の意見ですか?!」なんて台詞をコンサルタントは口にしながら、“正当化が入り込まないように絶えず多大な注意を払う”必要がある。

さて、誰も自分が間違ったことをしているなんて思わない訳で、当然パワハラを起こしている人の心の中でも正当化は働いている。側から見るといじめにしか見えない行為も、“部下が成長するには必要なことをしている”つもりでいる。

規制することは確かに抑止力にはなるだろう。ただ、上から押さえつけただけでは、学校のいじめが陰湿化したように、パワハラの問題も陰湿化してしまうのではないかと危惧している。

最近の投稿

               
 

中小企業に後継者がいない理由

単純に考えると、中小企業に「後継者となる人材はいない」というのが本来の姿である。 新入社員の意識調査では、2018年度は社長になりたい人の割合は10.8%である。10年前が15%ぐらいだったそうなので、単純に考えると、社 […]

 
 

Coaching like talking

Sing like talking(話すように歌う)をもじったモノ。理想とするコーチングの在り方として自分で作った言葉。まるで雑談をしているように話をしながら、実はコーチングをしているというのが私の理想。 会話とは本来、 […]

 
 

“気づき”は誤訳?


コーチングでいう“気づき”、英語のawarenessの訳語である。昔、学生の頃使っていた英和辞典で調べたところ、「認識、知覚、自覚、意識、知識」であり“気づき”とは書かれておらず、和英辞典で“気づく”を調べたところnot […]

 
 

コーチングとは?

コーチングを説明する際に、“その語源は馬車で。馬車の役割は「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」ということ。転じて「人の目標達成を支援する」となった。”と説明されるコーチの方が多い。わかりやすい説明であるが、しか […]

 
 

私とコーチングの関係

社会人になってすぐの頃(1995年)、雑誌に“従業員をコーチすることの重要性”について書かれていたのを読んだのが、私コーチングという言葉に出会ったきっかけである。率先励行・指示命令の徹底という従来の従業員教育に疑問を感じ […]

 
 

再び新事業展開の勧め

IT化・AI化で多くの仕事がなくなるというのは避けられない。我々サムライ業も多くの業務を失うだろう。日本で一番難しい資格というと弁護士や公認会計士であるが、この二つの職業はすでに喰えなくなってきている。税理士も今後AI化 […]

 
 

“世論”の消失

世論とは、「世間の大多数の人の意見・世間の大勢を制している意見」という意味の言葉。最近はあまり使われなくなったというより、“世論”というものがなくなりつつある。 なぜなくなったのか、その理由は様々なものがあるだろうが30 […]

 
 

学習しない人間からアップデートできるロボットへ

“学習しない人間からアップデートできるロボットへ”。そんな言葉がロボット業界にあるとかないとか・・・。 「私たちの使命は、工場から人を居なくすることです。」そんなセリフを昔設備メーカーのエンジニアがテレビインタビューで答 […]

 
 

今後10年で失われる職業についての個人的な見解

我々が仕事をする上で行う業務を分類すると次のように分類することができるだろう。 ・定型業務 いわゆるルーティンワーク。日々の事務作業や工場でのワーク。 ・文字情報でやり取りをする業務 メールによる情報交換や書類の回覧など […]

 
 

革命後20年が経ちました

学生(90年代前半)の頃、授業の中で次のような話を聞いた。 いわゆる鹿鳴館時代が終わり、明治22年に明治憲法が発布・東海道本線全線開通した。明治維新が起こり日本という国が本格的に近代という時代に大きく踏み込むまでには20 […]