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ー 用語の説明 ー

↓意味が曖昧なまま使われている言葉

なにげなく日常的に使っている言葉でも、意味の説明を求められると言葉に詰まることがある。特に経営に関する言葉で多い。また曖昧なまま使われているが故に、思考や判断にブレが生じていることもある。正しい判断をするには納得できる言葉の解釈が必要。

価値


「その物事がどれくらい役にたつか、大切かという程度をあらわしたもの。」(ベネッセ表現読解国語辞典より)

「物がもっている、何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。」(大辞林より)


江戸時代までは価直(価値)と書いて“かちょく”と読み、「モノの評価額」を意味する言葉として使われていた。その後明治初期になりバリュー(Value)の訳語として当てられた。

管理


「よい運営状態が保たれるように取り仕切ること」(ベネッセ表現読解国語辞典)

コントロール(control)の訳語。漢字の“管”・“理”の意味は次のとおり。
管:司る、枠をはめた中のものを取りまとめる。 (漢字源)
理:納める。きちんと筋道をたてる。 (漢字源)

なお、管理≒マネジメントではない。管理が一定の状態を保つという意味合いが強いのに対し、マネジメントは逆に状況に対応し最適になるよう自分の状態を変化させるという意味合いの言葉である。

したがって、同じ品質管理でも、TQCとTQMとではその意味合いは全く別物になる。

TQC(トータルクオリティーコントロール)⇒一定の品質を保つこと
TQM(トータルクオリティーマネジメント)⇒ニーズに合わせ品質を変えて行くこと

顧客満足


カスタマーサティスファクション(Customer Satisfaction)の訳語、通常CSと略される。

ちなみに、Custom(習慣・慣習)+er(人)=習慣的に訪れる人であり、顧客=顧(目をかけて大切にしてくれる)+客(よそから来た人、居候)であり、転じて、商売上贔屓にしてくれる存在という意味の言葉。
なお、満足は「望みが達せられて不平のないこと」を意味する言葉である。

コスト


商品や製品を生産するために費やされたモノ。原義は(犠牲を伴う)代価、代償。
したがって、お金意外にも時間、心的負担といったものもコストに含まれる。

コンセプト


存在の理由を明確に定義し、また、同時に展開すべき方向性を示したもの。全体を貫く基本的な概念であり、新たな価値を生み出すための原点でもある。

ニーズ


「欠乏している状態」(「コトラーのマーケティング入門第4版」より)

人間が生活を営む上で感じる「満たされない状態」のこと。「安全でおいしいものが食べたい」「通勤に便利な家に住みたい」「おしゃれな服が着たい」といった衣食住に関するものから、「環境に優しい生活をしたい」「優雅な老後の生活を送りたい」といった社会的、文化的な事柄も含む。(「コトバンク」http://kotobank.jp)

なお、Needは「欲しいものが欠けている状態」であり、Necessityは「避けることができない状態」である。

品質


Qualityの訳語として作られた言葉。ちなみにQualityの語源はqualitasでその意味は「性質・特性」である。また、訳語である品質も品(モノ)+質(なかにつまっているもの)である。
コンサルティングの現場では、この言葉を「お客がほしいと思う、製品・商品の特質」と説明している。

マネジメント


Manageの原義は、「馬の轡を取る、調教する」である。昔のオックスフォード英英辞典では、Managemenntの説明として“like handling sails(帆を操るように)”と形容していた。今と違って道が整備されていない時代では、路面状況に合わせて馬を誘導しなければならず、船の帆は風の状況に応じて張り直す必要がある。管理が“一定の状態を保つ(理想の状態を維持する)”という意味合いが強い言葉であるのに対し、マネジメントは“状況の変化に最適化(状況の変化に対応して、組織の状態を変化)”させるという意味合いが強いことばであるため、この二つは別物として考えるべきである。

メリットとベネフィット


メリット :直接的なその製品の効果・良いところ
ベネフィト:その製品によって持たされる、良いこと

ダイエット食品にたとえるなら10kg痩せるというのがメリット。 その結果、今まで、這入らなかったジーンズが這入るようになる、というのがベネフィット。

“様々”な技術


英語では、技術に当たる言葉は、テクノロジー(technology)、テクニック(technique)、スキル(skill)、クラフト(craft)、アート(art)の5つがある。
日本語に翻訳される際に「技術」と一言に訳されてしまうことが多いので、元の英語ではどの言葉であったのか推測及び確認が必要になることがある。特に英語の「art」を日本語で「技術」と訳されている場合がそうである。「art」は日常語では「芸術」と訳されており、日本語の「技術」という言葉の概念の中にないので、読み手は誤った解釈をしてしまう危険性がある。

テクノロジー(technology):科学的技術

テクニック(technique):専門的技術

クラフト(craft):職人的技術

スキル(skill):訓練などによって得られた“特殊”技術

アート(art):経験などから感覚的に習得された要領・コツと言った技術

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